[漫画/アニメ] 攻殻機動隊

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士郎正宗の原作版・押井守の映画版・神山健治のS.A.C.・黄瀬和哉と冲方丁のARISEでは、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、それぞれが原作を核とした別作品といえる。

[漫画] 攻殻機動隊

1989年-、週刊ヤングマガジン
作者:士郎正宗

時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及し、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活動を描く。

 

[アニメ映画] 攻殻機動隊 (押井守版)

1995年、2002年
制作:Production I.G
監督:押井守

GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊

1995年

漫画第1巻を基に制作されている。内容は日本に馴染みの薄いSF小説に近いため、日本での興行成績は延びなかったが、アメリカのビルボード誌(1996年8月24日付)でビデオ週間売り上げ第1位を記録するなど海外で高い評価を受けた結果、逆輸入という形で日本でも評価されるようになった。人間の記憶や人格が肉体を離れて外部記憶媒体へ移動した場合、人間は人間であり得るのかという点を問いかけている。

あらすじ
西暦2029年。他人の電脳をゴーストハックして人形のように操る国際手配中の凄腕ハッカー、通称「人形使い」が入国したとの情報を受け、公安9課は捜査を開始するが、人形使い本人の正体はつかむことが出来ない。そんな中、政府御用達である義体メーカー「メガテク・ボディ社」の製造ラインが突如稼動し、女性型の義体を一体作りだした。義体はひとりでに動き出して逃走するが、交通事故に遭い公安9課に運び込まれる。調べてみると、生身の脳が入っていないはずの義体の補助電脳にはゴーストのようなものが宿っていた。

イノセンス

2004年

劇場版第1作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編であるが、内容は前作のように漫画第2巻「MANMACHINE INTERFACE」を基にしているわけではなく、漫画第1巻の第6話「ROBOT RONDO」を下地にしたオリジナル展開であり、草薙素子が(同位体を含めて)ほとんど登場せず、バトーを中心としたストーリーになっている。

 

[アニメTV] 攻殻機動隊 S.A.C.シリーズ (神山健治版)

2002年、2004年、2006年
制作:Production I.G
監督:神山健治

S.A.C.シリーズ。キャラクターの外見、基本設定は、劇場版と原作を取り混ぜた形になっているが、物語の舞台設定は劇場版や原作のストーリーとは違うパラレルワールドとなっている(細かいエピソードについては劇場版や原作から引用している箇所もある)。物語の背景に現実的なテーマを含ませており、『S.A.C.』では「薬害」が、『2nd GIG』では「難民問題」が、『Solid State Society(SSS)』では「高齢化問題」が主に扱われている。

 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(S.A.C.)

2002年
全26話

第一シリーズ。2002年10月からスカパーのパーフェクト・チョイス(ペイ・パー・ビュー形式)で放送され、2004年には日本テレビ系列数局で放送された。主に「笑い男事件」を扱っている。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

2004年
全26話

第二シリーズ。新たに押井守をストーリーコンセプトに迎えて制作、2004年1月からパーフェクト・チョイスで放送され、2005年には日本テレビ系列数局で放送された。主に「個別の11人事件」とそれに続く「出島事件」を扱っている。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society(S.A.C. SSS)

2006年
全1話長編

シリーズ初の長編作品。2006年9月にOVAに先駆けてパーフェクト・チョイスで放送。『2nd GIG』から2年後の話で、草薙素子は公安9課を離れて独自の行動をとっており、組織を拡大した9課はトグサが隊長を務めている。「人形使い」を連想させる新たなゴーストハッカー「傀儡廻(くぐつまわし)」が登場する。

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D

2011年

シリーズの3作目『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』を3D劇場版『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』として全国公開。観客が電脳化体験できる新感覚3D立体視作品として、全カットをフルグレーディングし、オープニングも完全新作作画となっている。また、タイトルデザインもS.A.C.第1シリーズを踏襲した大文字表記のものに変更されている。

 

[アニメTV/映画]  攻殻機動隊 (黄瀬和哉版)

制作:Production I.G
監督:黄瀬和哉

攻殻機動隊 ARISE (アニメ映画)

2013年-2014年
全4エピソード 60分×4

4部方式で公開。公安9課の設立及びメンバーの合流、ならびに当時草薙素子が所属していた陸軍機密部隊「501機関」に焦点をあてたものとなっており、総監督及びキャラクターデザインを黄瀬和哉が、シリーズ構成および脚本を冲方丁が務めた。劇場版GHOST IN THE SHELLから続いてきた声優陣は一新された。本作は士郎正宗の原作、押井守の劇場版、神山健治のS.A.C.に続く「第四の攻殻」と位置づけられている。

本作の再編集版、および新作2話が『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』として、2015年4月から6月にTV放映された。

攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE (アニメTV)

2015年4月

『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』(こうかくきどうたいアライズ オルタナティヴ アーテキテクチャ。“ ARISE AA ”)は、劇場版『攻殻機動隊 ARISE』の全4章を各エピソード前後編に分け、テレビ放送フォーマット用に再編集。更に同年夏公開の『攻殻機動隊 新劇場版』へと繋がる完全新作エピソード2話を付け加え、冲方丁の初期案に準拠した話数順に放送する構想となっている。

 

攻殻機動隊 新劇場版

2015年6月
総監督:黄瀬和哉
脚本:冲方丁

『攻殻機動隊 ARISE』のその後を描く。草薙素子の出生の秘密や、攻殻機動隊の起源が明かされる。

-個別作品  

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